株の世界には仕手筋という罠も存在する

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株式投資を行う方にとって避けるべきリスクは多々ありますが、有名なリスクの一つに仕手株という存在があります。
証券取引の世界でボロ株や定位株と呼ばれる、株価の低い銘柄を利用しています。
仕手筋と呼ばれるプロが関わっており、株価の思わぬ暴騰や暴落をしやすいのが特徴です。

仕手株のリスクが高いとされる要因は様々ですが、特に株式投資の定石が通じにくいという点が挙げられます。
株価に大きな影響を与える仕手筋は、場合によっては医者のような社会的地位の高い人物から、宗教団体のような活動資金を必要とする組織を相手にしている仕手株のプロが担っているとされます。
常に投資の主導権を握られている状態であり、株価が下がったら買って上ったら売るといった作業が難しいのが現実です。

また、仕手筋には犯罪行為や脱法行為に類するやり方で株価を操作している場合もあります。
こうした存在が関わっている仕手株で利益を得ようとする事は難しく、フェアな取引として株式投資を行うのは難しくなります。

これらのように、仕手株はリスクが高いものであり取引は避けるのが無難です。
ただし、どの銘柄に仕手筋が関わっているかがどこかに明記される訳ではないので、身を守るには自分で見分ける目が必要になります。
仕手株の見分け方として、ボロ株や定位株には注意するべきです。
一見、株価が低くて初心者も取引しやすい銘柄が多くありますが、仕手筋が動いて突然株価が大きく揺れる事もあります。

目を付けた銘柄を注文する前に、値動きの履歴を確認する事が大切です。
定期的に暴騰や暴落を繰り返している場合は要注意の銘柄になります。
仕手筋が関わっている仕手株とわかったら、買い注文は出さずに他の銘柄を当たるのが無難です。
投資活動は他の投資家が目を付けていない過小評価されている銘柄を探すのが基本であり、仕手株にこだわらなくてもチャンスは多くあります。
仕手筋と不毛な知恵比べをするよりも、より多くの銘柄に目を向けてチャンスを探すのが効率良く利益を高めるコツです。

仕手筋に気付く判断材料って?

仕手株で利益を出すのは非常に難しく、基本的には手を出してはいけない株です。
しかし正直なところ仕手株といったところで具体的にどの銘柄かは実のところ分からないのです。
どんな株でも市場で売買されている限り仕手株になりうるからです。

仕手株を作り出すのは仕手筋と呼ばれるその道のプロ集団です。
そのバックには宗教団体や医者といった社会的地位のある一握りの人たちがいるとも言われていますが、そういった人たちはバックに隠れていて資金提供をしているだけで実際に仕手戦を仕掛けるプロの仕手筋はこれらの資金源のお金を使っているわけです。

それではそんな危険な仕手株銘柄を見分ける方法はあるのでしょうか。
まずはこの世界で狙われやすい株を知ることです。

よく仕手に使われるのがボロ株です。
ボロ株とは、売上が少ない・赤字が続いている・巨額の債務があるなどの経営的に破たんしている銘柄のことです。
一般的にあまりに経営状態が悪いと上場廃止となりますが、ぎりぎりのところで踏みとどまっている銘柄というのが稀にあるのです。
こういう銘柄は、そもそも企業として投資対象と考えられませんから、手を出してはいけません。

次に定位株があります。
これは株価が500円かそれ以下に低迷している株のことです。
必要な最低投資額が少ないので、一見すると初心者には買いやすい株でもありますが、1円変動した時のインパクトは大きく、例えば株価が5000円の銘柄の10倍になるので、仕手筋としては利益を得やすいので狙われやすいのです。

株はいくら上がったかよりも何パーセント上がったかが重要です。
仕手筋は定位株やボロ株を少しずつ買い集めておき、ある時に一気に買い上げて値を吊り上げ、この上昇を見て寄って来た投資家に安い時に買いためておいた分を売りつけて利益を得るのです。
一般の人が銘柄の動きに気が付いた時には、すでに相場は終わっていると思ったほうがいいでしょう。